役割の中で多彩な能力を発揮するマルチプレイヤー
kitabayashiさんは現在、ちゅらデータでWebアプリケーションエンジニアとしてご活躍されていますが、社内ではどのような役割を担われていますか?
私の場合、担当しているプロジェクトによって役割が変わってきます。主要開発メンバーとして実装を担当することもあれば、プロジェクトマネージャー(以下、PM)としてマネジメントを中心にやっているプロジェクトもあります。また、自社サービス開発の場面では、ビジネス系タスクまで担うこともあります。
かなり活躍の幅が広いですね。ちゅらデータにご入社される前は、どのようなお仕事を?
前職は、受託でWeb開発を行う企業で、EC業界のクライアント様の基幹システムにおける保守作業を担当していました。いわゆるオフショアと呼ばれる体制で、海外のエンジニア15名くらいを束ねてディレクションしていました。当時、コロナ禍の影響で、物流倉庫での人員稼働に制限が発生することもありましたので、倉庫業務中の事務的な作業を省力化できるようなシステム開発などを行ったりしました。
それ以前の職務経歴でいいますと、インフラ技術担当やBIツール開発、業務支援システム開発のPM、官公庁、自治体の事業をシステム化などを経験しました。変わったところでいいますと、携帯キャリア向けの「占い」Webコンテンツを作っていたので、占いの計算ロジックには詳しいんですよ(笑)
転職のきっかけは何だったんですか?
前職への入社動機でもあった担当クライアント様の業務が一区切りを迎えてしまったことがきっかけです。最もやりがいを感じていた仕事が終わり、この後どうしようか考えていた時に、かつて別の会社で同僚だったことがある、ちゅらデータCTOの菱沼さんに声をかけてもらったのがきっかけです。
彼を通して、ちゅらデータのカルチャーには魅力を感じましたし、かつての戦友から自分が何を期待されているのかもイメージできていましたので飛び込んでみることにしました。
実際にちゅらデータにご入社されての率直な感想を聞かせてください
職場の雰囲気やカルチャーは、入社前に想像していた通りでした。
個性的で技術力の高いメンバーがオープンな雰囲気でお互いを高め合っている環境が自分に合っているなと感じます。
気づいた点でいいますと、若手メンバーの能力がとても高いこと。若手らしく、経験不足の部分がある一方、得意分野に関しては中堅を凌ぐような驚くべき能力を見せる尖ったメンバーが多くいます。
そんなメンバー達が伸び伸びと能力を発揮できる環境は、ちゅらデータの魅力のひとつだと思います。そのうえで、足りない部分を私のような者がマルチに補っていく関係性が良いのかなと個人的に思います。
直近ではどのようなプロジェクトを担当されていますか?
近年のLLM(大規模言語モデル)や生成AI技術の盛り上がりを受けて、ちゅらデータでもそれらの技術を扱うプロジェクトが増えており、私が担当する仕事も例外ではありません。
直近でいいますと、社内会議の録音音声や録画データから、文章を書き起こして要約し、ナレッジとして蓄積していくことをAIで自動化するシステム開発を、弊社のデータサイエンティスト等とともに取り組んでいます。開発チームの規模感としては5〜6名くらい。チーム内での役割としては、Webアプリケーションの主要開発メンバーとして、現在はCI/CDまわりを担当しています。
前職までは、データサイエンス領域に関わりがありませんでしたので、大量にある関連ライブラリなどをキャッチアップするのは正直大変ではありますが、日進月歩の技術領域に立ち向かうデータサイエンティスト等とともに働いていますと、様々な観点から新たな発見を得られ、刺激的です。
kitabayashiさんの中で印象的なプロジェクトを教えてください
弊社は受託開発が中心ですが、自社サービスとして「文章校正AI」の開発も行っており、私もその開発チームに属しています。
冒頭でも少し触れましたが、自社の開発製品をサービス化するにあたって、インフラ周りや利用規約など、開発や管理系のタスク以外にも整備すべきことが山ほどあります。そのため、法務部門や経理部門といった開発メンバー以外と調整しなければいけません。
しかし、開発チーム内の若手メンバーにはその知見がまだ浅いため、経験のある私ともう1名がいわゆるビジネスタスクを担当し、開発部分を他のメンバーに託すような体制で進めています。
通常のエンジニア業務とは勝手が違いますので大変ですが、自社サービスに対しての思い入れが大きく、やりがいを感じます。